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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


るりちんの口にチロルチョコを入れると、
彼女は顔を真っ赤にしたままもぐもぐと食べていた。

「ねぇ、るりちん、手にチョコついた。」

俺はそう言って手を差し出すと、
るりちんはハンカチを取り出した。


「…そうじゃなくて、これ、舐めてよ。」


「えぇ!!??」


またるりちんは顔を真っ赤にした。

思わずニヤけてしまう。


「お前、いい加減にしろ、バカっ!るりが困ってんだろ!」

後ろからドツかれた。
不満気に後ろを見ると、

同じ1軍の青峰大輝がイライラとしている様子だった。


「何~?峰ちんうらやましいの?」

そういうと、峰ちんは面倒くさそうに溜息をついた。

「るり。お前も嫌なら嫌ってはっきり言え。こいつどんどん調子乗るぞ。」

そういうと峰ちんはるりちんの頭を
軽く撫でた。

「は、はい。」

るりちんはニコっと笑った。



なんだかイラっとした。

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