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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


部活中以外のるりちんは好きだった。

お菓子くれるし、
バカ正直でなんか可愛いし。

だから赤ちんもミドちんも
るりちんの事好きなのかなぁーって。

帰り道、
るりちんは俺にチロルチョコを沢山くれた。


「ねぇ、るりちんはチロルチョコは何味が一番好き~?」

「へ?私は…きなこ餅味が好きです。」

彼女がそう言ったので
俺はきなこ餅味を彼女に差し出した。


「わぁ!くれるんですか?」


彼女はニコっと笑った。


なんだか意地悪したくなった。


「うん、あげるー。」

彼女が嬉しそうに受け取ろうとするのを
避けて、包装紙をはがした。

るりちんはキョトンとした。

「はい。あーんして!」

俺がそう言って差し出すと、
るりちんの顔はみるみる真っ赤になって
困った顔になった。


「あ、あの、自分で食べます。」

「いいからぁー。手の熱で溶けちゃうから早くしてよ。」

俺がそういうと、
彼女は恥ずかしそうに口をあけた。



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