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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


今日は2軍の試合に手伝いで入っていた。
当然相手はクソ弱い。

そのくせして2軍の奴らはボロ負けしていた。
そんな弱いんならバスケなんてやめればいいのに。

俺が入ってからはあっと言う間に逆転した。

試合が終わると、るりちんが
嬉しそうにニコニコと笑顔でタオルとドリンクを持ってきた。

「お疲れ様です!今日もすごかったです!」

すごい?
当たり前じゃん。

俺のほうが他の奴より断然身長高いし。

「ん~。ねぇ、それよりお菓子食べたいんだけど。」

「え!?試合後すぐに食べたら具合悪くなりませんか?」
るりちんは心配そうに俺を覗き込む。

「え~?ならないよぉ。お菓子は正義だからねっ!」

「…えっと…。」

るりちんは困った顔をしていた。


なんとなくだけど、
この子は一番困った表情が可愛い気がする。

だからついついわがままを言って
彼女を困らせたくなっていた。


「いいじゃーん。頂戴よぉー!」

「せめて、着替えてからにしましょう!」

るりちんは思いついたようにそう言った。


「えー?じゃぁ着替え手伝ってよぉー。」

「っえ!?」

そう言うと彼女は顔を真っ赤にした。
冗談なのに真に受けてバカみたい。

でも、可愛いなって思ってしまう。

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