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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第1章 緑色のキセキ。


赤司の前には短い黒い髪の後姿が立っていた。


ぞっとした。

まさかそんなわけない。
あれが神谷なわけがない…。


「るりちゃん!?」

桃井のその声に振り返ったその主は
紛れも無く神谷だった。



俺はまた彼女を守ることが出来なかった。



「るり。賭けをしよう。高校で君は必ずまたバスケのマネージャーをするだろう。その時に君の在籍するチームが僕のチームに勝つことが出来たら…僕は君を自由にする。」

赤司のその提案に神谷はポカンとした様子だった。

「…。」

「もし君のチームが負けたら…君は一生僕のものだ。」

「もし、私がマネージャーをしなかったら…?」

「君はまた必ずマネージャーになる。僕にはわかる。」

そう言って赤司は笑った。

「君が僕のものになる事は決まっている。また、高校になったら迎えに行く。」

赤司はそういうと去って行った。





神谷はその場にペタンと座り込んだ。
すぐに桃井が駆け寄った。





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