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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第1章 緑色のキセキ。


「つまり君は僕が間違っていたと言いたいのかい?」

赤司のその鋭い眼光と
冷淡な口調に神谷は顔を青くしたままだった。

「間違っていた…とかじゃなくて…人それぞれで…。負けて得るものもあると思うし、バスケットはみんなで楽しくしたほうがいいし…勝ちにこだわり続けるのは変な気がします…。」


彼女がそう答えると、
赤司の口角が少しだけあがった。

まるでその言葉を待っていたかのように。



「じゃぁ、逆に聞こう。君は負けて得たものはあったのか?みんなでするバスケは楽しかったのか?」


その言葉に神谷は発言を詰まらせた。





赤司が神谷を気に入っている理由を尋ねた時、


"自分たちと同じだから"と言っていた。


赤司の言う"同じ"の意味がわからず、
その時は首を傾げていたが、


思い返してみれば、
神谷はいつだって一人だった。


いつだって誰にも頼らず
一人でなんでもこなしていた。



あの頃からの俺たちと一緒で
仲間に頼るプレーは一切していなかった。



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