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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第1章 緑色のキセキ。


それから月日はあっと言う間に流れた。
彼女はすっかり帝光バスケ部マネージャーとして
無くてはならない存在になっていた。

俺たちはいつしか
『キセキの世代』と呼ばれもてはやされるようになり、
試合だって負けなしなぐらい強くなった。

でも、俺たちの圧倒的な強さに
試合は対等な試合ではなくなっており、
いつしか張り合いのない憂鬱なものになっていった。

試合が終わるといつも、
神谷が寂し気な表情をしていた気がした。

そして、
大きく変わった事がもう一つあった。

赤司が異常なまでに神谷に執着するようになった。
まるで自分のものを他人に触らせたくないかのように
彼女と他の誰かが話すのを嫌った。

彼女自身、それを嫌がっている様子は無かったが、
俺は何か危険なものを感じた。

「赤司、神谷の事を随分気に入っているようだな。」

将棋の対局をしながら
赤司に尋ねると、赤司はニヤリと笑った。

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