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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第1章 緑色のキセキ。


「ふぅ…。」

ノートをまとめる作業は案外夜遅くまでかかり、
既に日付は変わっていた。

ふと、今日のおは朝のラッキーアイテムはなんだったかと考える。

そうだ、今日はケロちゃんスタンプだった。
俺は帰りにコンビニで購入したケロちゃんのスタンプを
手に取ると、ノートに端っこに一つだけ押してみた。

几帳面にまとめられた
堅苦しいノートが一気に柔らかいものになった気がした。

明日は神谷に思い切ってこのノートを渡してみよう。
少しだけ気合を入れると、

ベットに入った。

思い出してみれば、
まともに神谷と会話した事があっただろうか?

マネージャーとしての立ち回りなどを
少しだけアドバイスした事がある程度な気がした。

今日だって彼女の目の前で『好きじゃない!』と
声を荒げてしまった。

きっと彼女は驚いたに違いない。

好きか嫌いかで言えば
嫌われているかもしれない。

めずらしくマイナス思考な自分に思わず笑いが出た。


物事はプラスからよりマイナスからの方が
プラスに転じやすい。

そう信じて今日は頑張る事にした。




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