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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第1章 緑色のキセキ。


部活中は神谷はいつもの通り、
何事も一生懸命にこなしているようだった。

周りが思っているほど本人は気にしていないのだろうか?

「緑間っち!どうしたんスか?ボーっとして!」

俺が神谷を見つめていると、
黄瀬が不審に思ったのか話しかけてきた。

「なんでもないのだよ。」

俺は誤魔化すように慌てて練習を再開する。

「ふふーん!今、るりちゃんの事見てたんスよね?」

黄瀬はニヤニヤと俺の前に立ちふさがった。

「ち、違うのだよ!そこに居られたら邪魔なのだよ!」

「好きなんスか?」

「…ば、ばか!神谷の事なんて全然好きなんかじゃないのだよ!!!」

動揺のあまり声が思わず大きくなってしまい
思わずはっとなり周りを見る。

神谷が少し驚いた顔でこちらを見ていた。

「あ…。」

「ちょ、緑間っち!声でかすぎるっスよ!」

黄瀬は今にも笑い出しそうな顔で
こちらを見ていた。

「う、うるさいのだよ!お前はさっさと練習に戻れ!」

「いいじゃないっスかー!協力してあげるっスよ?」

黄瀬は相変わらずニヤニヤと俺に付きまとってきた。

「…はぁ。一つだけ聞きたいのだよ。」

あまりのしつこさに思わず心が折れた。
俺が質問しようとすると黄瀬が目を輝かせた。

「何スか!?」

「…長く入院していたせいでクラスで浮いているみたいなのだよ。勉強にもついて行けてない。どうするべきなのだろうか…?」

俺がそういうと、
黄瀬は少し驚いたような顔をした。


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