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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第1章 緑色のキセキ。


周りのやつは止めもせず、
ニヤニヤと笑ってその様子を眺めていた。

神谷はどうやら教室にはいないようだ。


なんとも言えない怒りが込みあがってきた。


俺は神谷の席に群がっている連中の方へと歩み寄った。


「一体何をしているのだよ。」


その俺の声にそいつらはビクっと体を震わせた。


「え?み、緑間くん?…えーっと…ちょっとびっくりさせようと思って!イタズラだよ!イタズラ!」


そいつらはヘラヘラと笑って誤魔化しているようだった。


「それで気付かずに座ってしまったら怪我をすると思うのだよ…。」

彼女達はバツの悪そうな顔をしていた。
まさか、止めに入るやつがいるとは予想していなかったのだろう。

このクラスの連中は面倒事に関わるのを嫌うようで
このような事に全く関わろうとはしない。

もちろん、俺も例外ではなかった。

でも、何故か今回ばかりは動かずには
いれなかった。


「えー?だ、大丈夫だってぇー!座りそうになったら教えるしー!私たちるりの友達だから!」


そう言ってヘラヘラ笑う彼女達をにらみ付けると、
そのうちの一人は急いでその画鋲を剥がしはじめた。


「もぉー!ちょっとしたおふざけだって!…ほら、片付けるよ。」

彼女達はいそいそと片付けると、
その場を後にした。



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