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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第1章 緑色のキセキ。


帰り道、
俺は赤司に尋ねた。

「何故、彼女の名を聞いたのだよ。彼女の事は知っていただろ?」

その問いかけに赤司はふっと静かに笑った。

「あぁ。みんなに彼女の名を覚えてもらう必要があったからね。」


「どういう事なのだよ?」


「神谷るりにはバスケの才能がある。あそこに居るのは勿体無い。」

「…。」


「彼女を男子バスケ部のマネージャーにする。異論は認めないよ?」

そういうと赤司はニヤリと笑った。


異論なんて唱えるつもりはなかった。


むしろ、嬉しかった。


「早いうちに顧問に話しをつけるつもりだが、神谷るりは女子バスケ部で不遇な扱いを受けている。また大きな怪我をさせられないように気にかけておいてくれ。お前は同じクラスだろ?」

その赤司の言葉にすこし引っかかりを覚えた。

"また"

大きな怪我を

"させられる"?


「…うむ。わかったのだよ。」



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