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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第1章 緑色のキセキ。



そんなこんなで俺が考え込んでいるうちに
女子バスケ部の連中が教室に戻ってきた。


「るりー。ノート写し終わった?」

「あ、うん。ありがとう。」

神谷は笑顔で机からノートを取り出すと、
その中の一人に返した。


「ねぇ、ノート貸してあげたかわりにぃー、コレ!やってくんない?」

女子バスケ部の連中はニヤニヤとしながら
神谷の前に大量のプリントを出した。

「え・・・?」

神谷は困惑した表情でそれを見つめた。


「今日出された国語の課題のプリント。うちらの分全部ね。いいよね?うちら友達だもんね?」

「…うん。そうだね。友達…だもんね。わかった。」

神谷は受け取るとソレを机の中へと入れた。

「るりちゃんありがとぉー♪大好きぃー♪」
猫なで声でそのうちの一人が神谷に抱きついた。

「う、うん!がんばるよ!」

神谷は嬉しそうににっこりと笑った。



なんだか見ていて胸糞悪かった。



彼女は本当にそれでいいのか?
まるでいいように利用されているようだった。


それからそういう場面を何度か見かけた。


でも、彼女はいつだって
ニコニコと笑っていた。



それが女子というものなのだろうか…?


俺にはわからなかった。





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