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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第1章 緑色のキセキ。


学校へ到着し、
いつものように朝練を終えて教室へ向かう。

何事もなく朝のHRが始まり、
担任の教師がどしどしと教室へ入ってきた。

号令が終わると、
教師はニコニコと笑って廊下の方へ手招きをした。

転校生でも来るのだろうか。
少しだけ教室内がざわざわと騒がしくなった。

じっとドアの方を見つめる。


そこに現れたのは
神谷るりだった。



胸がドキドキと高鳴り、
思わずニヤリと笑ってしまった。



彼女は少し恥ずかしそうに教室内へ入ってくると、
頭をペコっと下げた。


「しばらく入院していて学校をお休みしていましたが、今日からまた通えるようになりました。神谷るりです。よろしくお願いします。」


彼女は少しはにかみながらそう言った。


ぽつりぽつりと拍手が起こり、
彼女は少し恥ずかしそうに顔をうつむけていた。






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