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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第1章 緑色のキセキ。


2年に進級すると、クラス替えがあり、
俺は神谷るりと同じクラスになった。

でも、彼女はまだ入院しているようで
学校に来る事はなかった。

担任も出席を取る時に
彼女の名を呼ぶことはなかった。

キラキラと輝いていた世界が
錆付いて見えた。

何度も病院にお見舞いに行こうかと思った。
でも、俺が行ったところで
きっと彼女は俺の事など覚えていない。

それを実感してしまうのが怖くて
何度も行く事を諦めた。

一目会いたいと言う欲求は
どんどんと加速していった。

それでも俺は
何も出来なかった。


6月に入り、
雨が降り続く。


彼女を初めて見つけたときも
この時期だっただろうか…?


朝からTVをつけると、
おは朝占いがはじまる。


"今日の第1位は蟹座のあなた!ずっと待ち望んでいた願いが叶う超ラッキーな日!ラッキーアイテムは豹柄の傘!"


おは朝占いを確認すると、
俺はラッキーアイテムを手に学校へと向かう。


今日は梅雨なのに晴れていた。
何か良い事がありそうだ。




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