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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第3章 黄色のキセキ。


その時までは平穏だった。
どこにでもある普通の青春時代だった。




でも、2年の全中の時。
この時から俺たちは大きく変わった。




青峰っちが部活に来なくなり、
紫原っちが赤司っちに盾突き、
それをねじ伏せた赤司っちが変わった。




まるで別人のように…。




そして、赤司っちはるりっちを離さなくなった。


るりっちは完全に孤立していった。
それ故に彼女は寂しそうだった。


部活中は赤司っち以外の部員とはほぼ話していなかった。



まぁ、赤司っちは前からるりっちの事好きだったみたいだし…。


にしても、話せないのは寂しいなぁ。
思わず溜息が出た。


「黄瀬くん。溜息なんてついてどうしたんですか?」

ふと背後から声をかけられ、振り返る。
…?


誰も居ない。


「こっちです。」


視線を目の前に戻すと目の前に黒子っちが居た。


「うわぁぁぁ!?」
「…リアクションが大袈裟です。」


黒子っちはムっとしていた。




「ごめんっス!…はぁ。」


再び大きく溜息をつくと、
黒子っちは首をかしげた。



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