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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第3章 黄色のキセキ。


「きゃっ!!!!///こ、これは…ち、違うよ!」

るりちゃんはすぐに胸元を隠した。

「…まぁ、何もされてないなら…よかったっス。」
そう言って俺は彼女の頭を優しく撫でた。


彼女は安心したのか小さく溜息をつくと、
俺の顔を不安そうに見つめた。


「…灰崎くんは何か、悲しそうな顔をしてました…。」

「悲しそう…?」

俺はそう聞き返すと、
るりちゃんは再び下を向き静かに頷いた。

「…うん。」

「…。とりあえず、みんな探してるし戻ろうか。立てる?」

俺はるりちゃんをゆっくりと立たせると、
彼女の手を握り歩き始めた。


彼女の手が思ったよりも小さくて
柔らかくて…。


手を繋いでいるだけなのに
ドキドキして心臓が壊れそうだった。



…なんか変だと
自分の中で焦りを感じていた。



みんなと合流すると、
彼女は嬉しそうにしていた。


…。


なんでこんなに動揺してるんだ!?俺!?



女の子にドキドキしたのって
久々かもしれない。
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