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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第3章 黄色のキセキ。


るりちゃんは案外ケロっとしていた。


「…うん。でも、なんでわかったの?」

「二軍の奴が見てたんス。るりちゃんが灰崎に連れて行かれる所。だから、みんなで手分けして探してたんス。」

「そっか…ありがとう。」


心配させないようにいつものように強がってるのかな?
そういえば、そういう子だったな。


そう思うと胸がぎゅっと締め付けられるようで
思わずぎゅっと彼女を抱きしめた。



「え!?き、黄瀬くん!?」

るりちゃんはかなり動揺している様子だった。


「守れなくて…ごめんっス。」

「…あ。あのね、黄瀬くん、わ、私…」

やっぱり心配させないようにしてる。
守れなくてごめん。
辛い思いさせてごめん…。


「無理しなくていいっス!」

俺がそういうと、
彼女は必死で顔をあげて訴えかけた。



「あのね、何もされてないの!」




ほら!やっぱり何もされてないんじゃないんスか!


…へ?


何もされてない!?



「…へ?」



思わずマヌケな声が出た。


「その、お腹は殴られたけど…それ以外は何も…」

るりちゃんは少し顔を赤らめながらそう言った。



何もされてない!?

じゃぁ…

「え?じゃぁ、何で胸元そんなはだけてるんスか?」

「…?」


俺がそういうと、
彼女は自分の胸元を確認し真っ赤になった。




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