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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第1章 緑色のキセキ。


「彼女か。」
赤司はじっと神谷を見つめてそう言った。

「あぁ。」

誰が一目見てもわかるぐらい、
彼女の技術には周りと圧倒的な差があった。

彼女自身もそれを理解しているのか
無意識か、周りに決して頼ろうとはせず、
まるで一人きりでプレーしているかのようだった。

彼女以外の選手の顔は
なんだか淀んでいた。

恐らくチームの雰囲気は最悪であろう。
ほぼ全員が強すぎる彼女の事をよく思っていない。

彼女はそれに気がついているのだろうか…?

いや、気付いてはいないのだろう。




「…彼女は優れている。でもチームが最悪だ。もったいないが彼女はこれ以上は伸びない。戻るぞ。」


赤司はそういうとその場を後にした。


「あぁ。」


俺も後を追うように歩き始める。









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