• テキストサイズ

ブリュレ

第5章 恋心



錦戸さんは、自分のお気に入りの店に連れて来てくれた。

「.......」


私は、その店で私は小さくなっていた。
そんな私に錦戸さんは、嬉しそうに言った。


錦戸「ここな、めっさ美味しいからな!」


「....はい」


私は、ガテン系の男の人ばっかりのラーメン屋さんに連れて来られてたのです。

男の人の中での女は、かなりの注目を浴びていた。
何で女がいるんだと言う雰囲気が肌に刺さっていた。

しかし、彼はそんな周りを気にせずに


錦戸「ここな、店長も俺って知ってるけどさぁ、なーんも言わんねん」


彼はニコニコしながら話してた


錦戸「味も最高やけど一番、落ち着くねんなぁ...」


そう彼の顔が少しだけ、寂しさが出てる気がした。

その時に、ラーメンが出てきた。

彼は嬉しそうに箸を取り、食べ始めました。

一瞬で彼は子供のような表情になった。

私の胸が熱くなった。

また、心臓が早く動きだした。


錦戸「旨い!ほらぁ早く食べな冷めるで...」

私は小さく頷き、食べた。


「...お、美味しい...」


私の言葉に彼は嬉しそうに微笑んだ。


錦戸「そうやろ?」

「うん、こんな美味しいラーメン始めてです」


二人で夢中で食べた。

夢中で食べてる彼の様子を見てたら、幸せだった。

胸がドンドン熱くなっていた。


先に食べた、彼は待っててくれた。

私は申し訳なさで顔を赤らめて必死で食べた。

そんな様子を彼は見て


錦戸「なぁ、何で焦ってるん?ゆっくり食べたらええのに...」

そう言うと笑った。

「ありがとう...」


もう、胸の痛みで味なんか分からなかった。

私の恋心は、この素敵なアイドルに動きだしたのです。

でも、始めての恋にこれが恋とは分からずに
ただ胸の痛みと闘ってるだけの私でした。
/ 32ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp