第13章 謹慎
私は、謹慎を利用し絵本を作る事をし始めた。
彼への思いを絵本にして....
彼が待っていてくれるのなら、一冊でも届けたかったから....
泣き虫お姫様が、生意気妖精と出会って本当の幸せの花を見つける話を....
イラストを描いてる時に、突然 スマホの着信が届く。
彼かと思い電話を取ると、後輩だった。
「...先輩、こんな時間にすいません...」
彼の何時もと違う様子に何かと思った。
「ううん、どうしたの?」
「今から会えませんか?」
「えっ、今から....いいけど」
彼の願いに驚いたが、私は何があったのかと心配になり会った方がいいと判断した
「実は、先輩の家の近くにいるので..」
私の言葉に驚き、電話をしたまま慌てて家を出ると彼が立っていた。
家から出た私を彼は見ると頭を下げ、電話を切った。
「どうしたの?」
私は彼が何か失敗して私の所に来たと思い微笑みながら、彼に近づくと彼は俯いた。
「何か店であった?」
私は、優しく問いかけた。
彼は、何かを決意したかのように、顔を上げ!
「...俺、先輩が好きなんです、ずっと」
突然の告白に私は何を言っていいか分からず、立ち尽くしていた。
そんな私に彼は
「...錦戸亮とは、本当なんですか?芸能人ですよ、だからこんな事になって!」
その問いに私は答える事が出来なかった。
でも、それが答えだと悟った彼は
「....僕、、諦めませんから」
そう言うと、頭を下げて帰って行ってしまった。
私の頭は、完全にぐちゃぐちゃになった。
芸能人だから、恋したらダメだったのだろか?
でも、私は自分の気持ちに嘘はつけれなかった
それが、間違いだったの?
仕事すら謹慎させられて....
突然に現実を突き付けられて私はこの先、どうなるかと思うと頭が痛くて仕方なくなったのです。