第10章 告白
少し歩くと小さい公園があった。
私は、その前で無言で足を止めてしまった。
そんな私に彼は驚いて振り向いた。
「....ここでいいです」
私は俯いて言った。
錦戸「家、近くなん?」
彼の問に、私は小さく頷いた。
錦戸「そんなら、また盆栽買いに行くわ!」
彼は私に笑った。
「....錦戸さん...」
私は心臓が大きく動いていた。
錦戸「おん、どうしたん?」
彼は不思議そうな顔をしていた。
「....私、錦戸さんが好きです」
私の突然の告白に彼の顔が変わった。
錦戸「えっ?」
重い沈黙が流れる
もう、自分の気持ちがおさえられなかったのだ。
自分の心臓の音でおかしくなりそうだった。
何て言われるか考えると、気を失いそうだった。
「私、その....気持ちを知ってもらいたかっただけなんです、ご迷惑なのは分かってるので...」
彼は何も言わずに、私を見つめていた。
私は、自分の仕出かした事に我にかえった。
その瞬間に馬鹿な事をしたと恥ずかしくなった
だから私は...
「....すいません、それでは..」
そう言うと、走って逃げたしてしまった。
彼の顔を見ずに、泣き顔を見せずに逃げたしたのです。