第1章 サプライズデート
穂波「テツヤ君、ここに来るなら練習が休みの日に朝から来た方が良かったんじゃ…」
黒子「今日は朝からでなくても大丈夫です。むしろ夜がメインですから」
穂波「どういうこと?」
黒子「秘密です。夜になるまで楽しみに待っててください」
頭の上に大きな?マークを浮かべていると、テツヤ君が笑って言った。
黒子「せっかくですから何か乗りましょう。何がいいですか?」
穂波「なら私見たいショーがあるの」
黒子「じゃあそこへ行きましょうか」
やって来たのはショーを見ながら食事ができるハンバーガーショップ。このテーマパークのオリジナルキャラが登場するショーをやっていて、結構な人気のレストランだ。飲み物と限定スイーツを注文して席に案内される。運良く前の方の席が空いていてそこへ通された。
穂波「私このショー見たことなくて、一回見たかったの」
黒子「いい席が空いていて良かったですね」
穂波「ホントにラッキー。テツヤ君が連れて来てくれたおかげかな」
黒子「おだてても何も出ませんよ」
他愛もない会話をしていると、ショーが始まった。