第1章 サプライズデート
レストランに着くと、グラタンを2つ注文して席を探す。カウンターサービスのお店だから、グラタンはすぐに用意された。二階へ上がって窓側の席に着くと、テツヤ君が口を開いた。
黒子「すみません、本当はサプライズにするつもりだったんですけど…。コレを見てください」
そう言って2枚のチケットを取り出す。チケットには『バレンタインナイト』の文字があった。これって…‼︎
黒子「今日開催されるスペシャルショーのチケットです。これを穂波さんと一緒に見たかったんです。開場が6時半からなのでつい時計を気にしてしまって…。不安にさせてしまってすみませんでした」
一階席と書かれたチケットをよく見ると、18:30開場19:00開演とあった。それでテツヤ君時計を気にしてたのか。私の勘違いでよかった。…あれ?このチケットよく見るコンビニの名前が印刷されてる…って、普通のパークチケットより2000円以上も高いよコレ⁉︎2枚合わせたら2万円近くするのに…‼︎