第48章 リハビリ修行
ケイト「ああ。
それでも、和解できるはずだ…
皆と解り合えた時のように…
想いは、通じ合うことが出来る…
絶対できる…
父上も母上も…
祖父上も祖母上も…
想いを紡ぐことを
繋げることを望んで、死んでいった…
なら…
それを捨てずに
一生、胸に抱いて生きていく。
それが…
私の『生き方』なんだ!^^」
イギリス「…
…//(微笑)
お前らしいよ、本当に//(目を瞑る」
そんな晴れ晴れとした笑顔に
イギリスさんは照れ臭そうに笑いながら
そういうことしか出来なかったそうです…
ケイト「邪気…
私は逃げない…
全身全霊をもって、ぶつかっていく…
だから…
乗っ取ろうとされたって構わない…
お前を…
愛している…
お前のおかげで
私が、今の私でいられたんだ…
過去の嫌な出来事も…
それに伴う傷も…
全部…
全部……
それがあったからこその今で…
それがあったからこその…絆だ…
皆と会えたのも
それまでの想い出があったのも…
全部のおかげだ…
だから…
それごと感謝して…愛さなければいけない…
私は…
そうも思うんだよ…
簡単には、和解できないだろうな^^;
今まで…
ずっと、邪気をないがしろにし続けてきたんだ…
傷付け、壊そうとする
そんな邪気とは、相容れない道だから…
それで…
向き合えば、飲み込まれて壊れそうになったりもした…
その度に、何度も皆に助けられた…
何度も、光へと戻って来れた…
お前も…
光や、聖気のよさを知って欲しい…
解って欲しい…
私も、お前を解るよう努力する…
お前の全部を、受け止めた上で受け入れる…
大事な、存在だから(微笑」
そう言いながら
自身に巣食う邪気を展開すると…
ケイトを包み込んできた…
ケイトの推測通り、護ろうとするかのように…
イギリス「なるほど…
『聖気』も『邪気』も、根本は同じ…
ケイトから生み出された存在…
なら、護ろうとするのも道理))
頑張れよ、ケイト(微笑」
そう微笑みながら去るイギリスに対し…
一歩一歩、少しずつ
邪気の扱いを、ものにしていくケイトさんでした…
全ては…
『今』のために…