第47章 ただいま療養中
ケイト「闇の話かぁ…
そうだなぁ…
求めれば、いつでも駆けつけてくれる
いつだって、ちゃんと助けてくれる
そんな皆が居るってだけで…
それが解っただけで
十二分以上に闇は切り開かれて、晴れちゃった^^
だからさ…
もっと、皆と一緒にいたい…
もっと…皆と楽しいことをしたい…
それ以外、何も思い浮かばないんだ^^;
小さい時…
父上と母上と約束していたんだ…
『ずっと、一緒だよ^^』って…
でも…
その両親と、皆を護るために
その手を手放して…
突っ走っていった…
そうして結局…
その手に触れる
『父上と母上の温もりと、感触』を最期に…
失った…
もう…
手放したくない…
もう…
触れられないなんていうのは嫌だ…
それ以外…
何もないんだ…
ただ、話し合えるだけで…
ただ、触れ合えるだけで…
それだけで、十二分過ぎるぐらいなんだ(微笑)
だから…
皆…
本当に、ありがとう^^」
日本「違いますよ」
ケイト「え?」
日本「聞きたいのは、そういうことじゃありません」
ケイト「?」
日本「私たちが聞きたいのは…
そういった、闇の『上澄み』ではなく
あなたを捕らえて離さない、闇の『核』の方です」
ケイト「…解らない。
『?』
解らないんだ…
自分でも…
だけど…
皆がくれた、温かい想いが…
何度でも
挫折しそうになった、私の心を支えてくれる
闇に飲み込まれそうになった時
私を助けてくれたのは…
半堕天で済むようにしてくれたのは…
皆の言葉…
輝かしい『想い』と、『想い出』だったんだ…
だから…
いいんだ…
今は、これで…
後々、苦しくなる時もある。
その時、皆が居れば…
それだけで、十二分に助けられるんだ。
だから…大丈夫。
何があっても
たとえ、これから先
どうなっても…
私は…
今、すっごく幸せだから!^^」
(その想いは、530~533ページ参照(一部))
そんな風に
とても嬉しそうに
心から、満面の笑みを浮かべるケイトに対し…
皆もまた『自分も同じだ』と
さも嬉しそうに、満面の笑みを浮かべながら…
輝かしい太陽の光の下…
同じ部屋で、共に笑い合うのでしたとさ…