第47章 ただいま療養中
ケイト「ん~。
私の闇の起源は…
アスペルガー症候群にも関与しているんだよ」
『アスペルガー?』
アメリカ「俺は知ってるぞ!
エジソンとか、アインシュタインとか!
頭の偉い人がなっている病気だろ?」
イギリス「はっきり言うと
得意、不得意の差が激しいとか」
フランス「その代わり
得意な所は、専門家並みに詳しいとか」
中国「そういえば、得意な分野が幅広い分
すっげー博識だったあるな。ケイト」
ロシア「漫画とかでもこまごましたシーンを
今でも覚えてるって、聞いたことあるよ」
ドイツ「そういえば…
確か、そういう人は
嫌な目に遭った時の出来事を、未だに忘れられず
ふとしたきっかけで
その当時の情景をリアルに思い出すのだとか」
プロイセン「ああ。
だからか、なかなか過去の傷を消せないんだよな」
イタリア「ヴェ;
いいことばっかりじゃないんだねぇ;」
日本「集中力に関しても
得意な分野や好きなものだと
凄まじい集中力を発揮しますが
不得意だったり嫌いだったりすると
解るまで時間がかかったり
集中している時は
それ以外が全部、頭に入って来ないとか…」
ドイツ「頷く)ああ。
ケイトは一度集中し切ると
何を話しかけても、全く応答しなくなるからな」
イタリア「悪気が無いのが解ってるから大丈夫だよ^^」
日本「イタリア君たちのように
ケイトさんの持つ、
そういう性質に対して
理解のある人たちばかりだといいのですが…
誤解されて
悪い人だと判断されたり、いじめられたり…
そういうことが、普通の人よりも多いんです」
イタリア「その人の一部だって
全体見てから判断すればいいのにね~」
ドイツ「一部がそうだからと言って
全体が悪というわけではないのだがな…」
ロシア「というよりも
悪気があってやっているんじゃないってことぐらい
誰の目にも一目瞭然だと、僕は思うんだけどなぁ」
日本「しかし…
そうはできない人たちもいるんですよ…」
それから…
ケイトが話し始めた。