第46章 3月21日
AM8:30
朝ごはんを食べ終わってから…
ケイト「…どうするかなぁ」
アメリカ「俺たちに相談なしで決めるのは、なしだぞ!」
ロシア「いつもそうやって無茶ばっかりするからね^^♪」
イタリア「むしろ、しなかったことが
今までで、たったの一度もないよね」
ドイツ「まったくだ;(溜息」
中国「いつも無茶ばっかやって、ぼろぼろになって
帰って来られる、こっち側の気持ちにもなるよろし;(汗」
フランス「いっつもいっつも…
どうしたら、無茶しなくなるのかなぁ」←ケイトの顎を持ち上げる
日本「やめて下さい!!;
…はあ;
ケイトさん、今度ばかりは全員でして下さいね?」
ケイト「始祖神に言ってくれ。
指令が来たのは私だけであって、皆じゃないんだ」
日本「それはどういう意味ですか?;」
ケイト「…
ハッキリ言う。
邪神の示す『邪気』に耐性が無いお前らじゃ無理だ。
私に任せておいてくれ。考えがある」
ドイツ「ダメだ!!」
『!!』
ドイツ「その考える方だけでも手伝わせてくれ!
何もしないで、手をこまねいていられるか!!」
机を叩きながら叫ぶドイツ。
アメリカ「なあ、イギリス。
何でずっと黙りこくったままなんだい?
君も、ケイトに何か言ってくれよ~;」
イギリス「いや…違和感があるんだ」
アメリカ「なんのだい?(首傾げ」
イギリス「…お前と似た存在だと
ケイトを指さしながら言っていた…
つまり…
聖気を凝縮し、『神の力』を生み出し
何でも思いのままにできる力を使う神と違い
邪気を凝縮し、『神の力』を生み出し
何でも思いのままにできる力を使う神ってことか?(ぶつぶつ」
ケイト「邪気は、聖気を飲み込み大きくなっていく。
だが、聖気は逆に
邪気を浄化すれば浄化するほど弱まっていく。
その性質が
私がやられた、力の大半以上を吸い取る首輪みたいな技だ」
日本「ああ。あの、黒い光を宿した輪ですね」
アメリカ「意味が解らないよ;
黒いのは闇だろ?光なんて矛盾してるじゃないか;」
イギリス「それが、邪神の力なんだろ?;」
ケイト「うん…
神の力をもってしても、難しいかもしれない。
闇に振り回されるのは簡単だ。
だけど、それに打ち勝つことの方が難しく
それを維持し続けることの方が、もっと難しいんだ」