第41章 3月13日
ずばぁん!!
凄まじい音と共に
その闇は、かき消えた…
現れた、一人の白い光と共に。
日本「何で…あなたが?」
ケイト「あはは^^;
皆から、力を与えてもらったんだ」
日本「待っているように言ったでしょう!?」
ケイト「…日本、これは…
私の家の問題なんだ。
私の、一族が遺した問題なんだ!
だから…
私に、任せて欲しい。
頼む!(お辞儀」
日本「………はあ;(汗&溜息)
そういうからには、何か事情があるんでしょうが…
ケイトさん、これだけは忘れないで下さいね?
あなたの帰りを待つ人が、ここにいるということを…」
ケイト「頷く)うん。
解ってる。必ず、帰るよ。私を待つ、皆の所に…(微笑」
日本「それならいいです。
私の力も、受け取って下さい。
あなたへの、『想い』を…
これまでの、想い出を…」
ケイト「頷く)こく」
アンヌ「させるかあああああ!!!!!」
日本が
ケイトへ手を繋ぎ、力を送ろうとした直後
闇をぶつけた
ばしゅう!!!
が
その瞬間、触れるよりも速く
聖気が発する光だけで
全ての闇が浄化され、かき消された。
日本「ケイトさん…任せましたよ」
ケイト「頷く)ああ。
にしても、やっぱりいいなぁ。聖気は…(微笑)
傷の治りも早まるし…何より、労わってくれている…」
アンヌ「くっ…」
ケイト「…アンヌ…
今までずっと、それを隠し続けてきた…
それが…二人の意思だった…
エヴァンとエンゼ…二人の…
だから…
私が責められても、おかしくなんかなかった…」
アンヌ「ぎりっ)黙れ!!
お前に何が解る!?ずっと話されずにいた俺n
ケイト「解るさ」
!」
ケイト「…
人の全部なんて、知りようがない
全部が全部、解り切れるようなものなんかじゃない…
人それぞれで経験したものが違うように…
人それぞれで、見方も、捉え方も違う…
感じ方も、どう思うのかも、どうして欲しいのかも…
だから…
大事で、尊い…
それが、人だろ?」
アンヌ「黙れ」
それに、怒りが混じった声で呟かれる言葉