第41章 3月13日
そうして力尽き…
夢を見るエヴァン…
それは遠い日のこと…
11歳の頃…
エヴァン「俺たちで、国を作ろう!
こんな悲劇!二度と、繰り返させちゃいけないんだ!!(拳握る」
エンゼ「ああ!俺も協力する!!(真剣」
エヴァン「ああ!(微笑)
二人で一つの国の完成だーっ!!^^(拳振り上げる」
エンゼ「それ…国なのか?;(汗」
エヴァン「国だ!!」
エンゼ「村とどう違うんだ?;」
エヴァン「ともかく国だ!^^」
エンゼ「いやだから;」
エヴァン「内政なんて知ったこっちゃあるか!!」
その時…エンゼは悟った…
エンゼ「こいつに内政任せたら、めちゃくちゃになる!!;)
・・;(汗&目が点」
エヴァン「あっはっはっはっはっはっはっ!!!^^(両手腰に当てる」
そうして…築き上げられた内政
部隊…伝統…文化…
それらによって築き上げられた想い出…様々なこと…
どれもこれも…
一つでも欠けていれば、成し得なかったこと…
そうして目を覚ますと…
エンゼの姿が消えていた…
そして…
エヴァンの姿が…
白く長い髪&白いひげを生やした、お爺さんになっていた…
ヴィッヒ「父…上?」
随分変わった容貌に
後ろから、恐る恐る話しかける幼きヴィッヒ。
だが…
エヴァン「どうしようヴィッヒ!
こんな姿じゃナンパできない!!;(涙目」
ヴィッヒ「こんな時に何考えてんだバカァ!!;(汗&殴」
エヴァン「こんな時だからこそだ!;」
ヴィッヒ「わけわからんわ!!;」
普段通りの反応を取っていた…
あくまで、心配をかけぬように…
悟られぬように…
そして…
チャールズには、真相を伝えていた。
たまたま…
チャールズには父上しかいなかったため
大事にはならなかった。
そうして…
書類上には、
普通なら、部隊の隊長名は残されるのだが
その表にも、住民票にものせることはなかった…
歴史上から
エンゼという人の存在自体は消されたのだった…
もう一人の英雄として、名を明かされぬまま…