第41章 3月13日
アンヌ「何が言いたい?」
日本「そして…
それらとは相対する言葉…
罪悪(ざいあく)とは
生きとし生けるものへ
怒りをぶつけ、恨み、憎み、傷付け、殺した罪
すなわち、行動そのものが悪…
それらに関することは
『悪魔の業』と言われています」
アンヌ「それがどうした?
ケイトとお前が持っている『神の力』と
何の関係がある?」
日本「ここまで言っても、解らないんですか?
あなたは、人として堕ちたのだと言っているんです!!
生きとし生けるものとして
本来あるべき姿とは…
相手を慈しみ、尊び、愛することこそ
人として、取るべき行動
あるべき姿なんです!!
だからこそ…
エヴァンヴィッヒ王国は
神から『自然の力』の恩恵をいただき!
自然、動物、人…
生きとし生けるもの全てを護り抜くことに
その授かった力を使い続けることで、より一層強まり
『神の力』を使うことまで許された!!
だから…
神法、神器、神獣、神具…
全てに、『神』という字が入っているんですよ。
しかし…
あなたは、闇に堕ちた…
そして…
人として、やってはいけないことをした…
そのあなたを
私は、見て見ぬ振りなどできません…
すみませんが…
倒させてもらいます!」
そう言いながら構える日本
アンヌ「やれるものなら、やってみろ!」
そして同様に構えるアンヌ
そうして…二人の間に
譲れぬ想いから、
互いに譲れぬ闘いが…今、始まった。
その頃(PM7:15)…
ケイトさんは…
夢の中にいました…