第41章 3月13日
白く放たれ続ける光…
とても温かく、心地いい…
ケイト「日本…」
解き放たれる『想い』と
『神の力』…
その先の行方は?
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先にお前を片付けてやる
先程…その言葉と共に、二人へと放たれた闇は
アンヌへと振り返り、怒りと共に睨みながら
立ち上がった、
日本さんによって、解き放たれた『想い』
『光』と共に放たれた、『聖気』によって
跡形もなく消え去った。
日本「ケイトさん…
少し、待っていて下さい。
すぐ、戻りますから(微笑」
少し振り返り
左肩を地面につけ
横向けに横たわったままのケイトを向き、微笑む日本。
ですが…
ケイト「どこ…行くの?…
一人にしないって、言ったじゃん…
二度と、離さないって…
なのに…どこに行くんだよ…
やだよ…
もう、一人にしないって約束したでしょ?…)
にほ…ん…」
邪神と化したアンヌへと向き合い
戦うために進もうとする日本さん…
それに対し…ケイトさんは
その名を呼びながら、左足の裾を掴みました。
日本「?ケイトさん?」
ケイト「…ひとりに…しないで;…
もう…ひとりは…やだよ;;…にほんっ;」
その目に涙を浮かべ
流しながら、日本さんへと向けられる涙と瞳…
それは…
昔の傷が、今もなお心を痛めていることが…
ありありと、表れているように見えました…
日本「ケイトさん…」
ケイトへと再び振り向き、向き合った直後
再び、闇から凄まじい猛攻がありました…
ですが…
日本さんを纏い続けている『神の力』が
それらを全て、完膚なきまでに防ぎ続けていました。
ケイト「やだよ;…にほん;…いかないでっ;;」
日本「…」
それに対し
ケイトさんの目線に合わせるようにしゃがみ込み
そっと、その手を
自身の両手で、包み込むように優しく握りました。