第37章 悪夢
日本「ドイツさん…
近付けばきっと、気を失うと思うのですが…」
ドイツ「こういう場合は、相手を安心させることが最優先だ。
ケイトの場合
人にされたこと自体が、心的外傷となっている。
だから、人が近付くのを今も嫌がって逃げようとしている。
今のように
距離を取ったまま、大丈夫だと諭すのが一番いいんだが…」
イタリア「ドイツって詳しいんだね~^^」
ドイツ「あいつが味わった出来事から
なりそうだった病気を、前もって調べていただけだ」
アメリカ「ケイト!大丈夫だ!!」
イギリス「おい!大丈夫だから、こっちへ来い!!」
ケイト「ふーっ!!!うーっ!!!!」
ロシア「話にならないね」
中国「言葉、ちゃんと通じてるあるか?;」
説得しようと話しかける皆だったが
一向に、警戒を解くことさえもままならない。
日本「…」
ずかずかずか
その中、日本はケイトへ近寄り
プロイセン「おいっ!;日本!?;」
ぎゅぅ~!!!
ケイト「!!!!
離せえええええええええええええええええ!!!!」
抱き締めた瞬間
これまで以上に凄まじい勢いで暴れまくるケイト
日本「ケイトさん…
私に、嫌な思いをさせたくなかったら…
あぁいったんですか?(493ページ参照)
…違うでしょう?
本心から、それ事愛していると言ってくれたのは…
他でもない、あなたのはずでしょう?」
ケイト「ぐううう!!!!」
がぶぅっ!!!!!!
日本「っ!」
思いっきり
日本の肩を噛むケイト。
イタリア「日本!」
日本「大丈夫です!
ケイトさん…
すみません…
こんなになるまで…耐えさせてしまい…
今も、
あなたの心が痛んでいるのも解ります…
苦しくて、どうしようもないから…
こうやっているんでしょう?…
ですが…
私は、もう二度とあなたを離さないと誓いました。
ですから…戻って来て下さい…
ぎゅぅっ!
何度、こんなことが起こったとしても
私は、決して変わりません。
あなたを愛し続ける、この想いは…
どんなことがあっても、揺らぎません!(真剣)
ですから…
もう、怖がらなくていいんです。大丈夫ですから(涙目」
ケイトの想いを感じ取り、涙目になりながらも
優しく抱き締めながら言い聞かせ続ける日本。
果たして…ケイトは?