第37章 悪夢
それに…
ケイト「っ;うっ;
うえっ;うああああああああああ;;」
その日本の言葉に…
涙ながらに、
安心したように口を日本の肩から離し
日本の胸へと顔をうずめ、泣き崩れた。
それを優しく抱きとめながら
しっかりと抱きしめる日本さん…
その変わらぬ温かさと想いに…
ようやく、元に戻ったケイトさんは…
日本さんの背に手を伸ばしながら、必死に掴み
二度と、離すまいとしているかのように見えました…
アメリカ「にh
イギリス「二人きりにしてやれ」
…解った…」
そうして…
皆さんはまた、各々のベッドへ移動しました。
〜その後〜
ケイト「ごめん;
ごめんね、日本;;(ぼろぼろ」
日本「もう謝らないで下さい。
辛かったでしょう?」
ケイト「日本だって辛いじゃんか;」
日本「いえ…
その辛さも、あなたが振り払ってくれました。
あなたが、隣にいて…
それだけで…
とても温かく、優しく…
目を瞑っていても思い出せるほどに
あなたは、何度も私を必要としてくれた…
こんな私を、いつまでも愛し…
今も、こうやって…隣にい続けてくれている…
それだけで、私は…十二分に幸せなのです…(微笑」
ケイト「でも、噛み付いて;」
日本「安心してください。
あなたは、無意識の内に…
血が出ないように、力を押さえてくれていましたよ。
私が今着ている着物は、日本のものです。
あなたが、
自分自身の意思で、必死に戦っていた証拠です(微笑)
自信を持って下さい。
あなたが、護ってくれたんですよ。
そうしてくれると思ったから
私は、あなたの懐に飛び込んでいけた。
あなたを信じて
安心してもらえるよう、抱き締めることが出来ました^^
ですから…何も、気負わないでいいんです。
あなたに、非はありません。
あったとしても、私はあなたを嫌いになんてなりません。
ずっと…ずっと……
あなたを愛し、離しませんから(微笑」
ケイト「っ;うんっ;私も…離さないっ!;;」
涙と共に微笑み合いながら、互いを抱き締め合う二人…
そこには…確かな『信頼』と、『絆』がありました…
何度も闇を思い出し、心の穴を思い出し、悪夢を見ても…
そこから救ってくれるものは…
『人の想い』=『光』でした…