第36章 3月3日
~温泉のある崖から、東へ数m~
ケイト「ここが、最初の遺跡だ」
アメリカ「奇跡的に残ってるな」
プロイセン「おお~。
でも、溶けてないものも多いんだな」
ケイト「そりゃ
密度が高い分、溶けにくくもなるからな」
ドイツ「…何度も、噴火があったらしいな」
イタリア「その分
溶けやすい部分が圧縮されていって
自然と、溶けにくいようになったんだよね~」
日本「ええ…
ですが、ここに泊まるつもりなのですか?;」
ケイト「いんや。
今でPM0:00だから、違う所に泊まるつもりだ」
そうして…
南のジャングルと遺跡やら
西の岩石地帯に埋もれるようにある遺跡やら
様々なものを見せられ
洞窟へと止まることになったケイトたち。
ドイツ「なんだ;
お前が掘った洞窟じゃないか;」
ケイト「ああ。そうだ…
そして…ぎりっ(拳握る&震え」
日本「ケイトさん?」
ロシア「何かあったの?」
フランス「ひょっとして…
想い出があるから、
地下の遺跡の方には住めなかったから作ったからとか?」
ケイト「睨み)ギンッ…」
フランス「ちょっ!;睨まないでよ、怖い!!;」
ケイト「…ごめん;
私が、悪いのに…」
拳を握ったまま
悔しげな表情を浮かべながら、歯ぎしりするケイトに対し
ポンッ
ドイツ「ケイト…そう思いつめるな」
その頭に手を置き、優しく撫でながら言うドイツ…
ケイト「…ありがとう(微笑」
しかし…
その笑顔は、切なげに見えた…
そうして…その日の晩