第36章 3月3日
AM9:30
洞窟
イタリア「そういえば…
東に行くに従って、土が多かったような…」
ドイツ「そういえば…
東は、ほとんど切り立った崖ばかりだったな」
ロシア「洞窟の入り口が海に近かったのも、そのせいだったんだね」
プロイセン「だがよぉ…
こりゃ『ぐおおおおおおおうううううう』
マジで悪魔の声に聞こえてくるよな;(汗」
ケイト「マグマも見れるからいいでしょ?
それに
ここから少し行った所に、地下水だって見れるんだ。
見に行ってみる?」
アメリカ「行くんだぞ!^^」
イギリス「だが
マグマが近くにあるのに、どういうわけなんだ?;」
ケイト「それはね…
温泉が出来るまでの過程に関与しているんだよ」
フランス「ケイトちゃん!!大変!!;大変~!!;
俺たちの来た洞穴が海の水で塞がったんだ!!;」
イタリア「ええ!?;帰れないよぉ~!!;」
フランス「そうなんだよ!!;」
中国「ケイト!!抜け穴はねぇあるか!?」
ケイト「あるよ」
中国「そうあるよ!;あるわけがねぇある!!;(苦し気)
ってあるあるか!!!??;(驚き」
ケイト「だから言ってるじゃん;(汗」
日本「あの、道案内お願いしてもいいですか?;」
ケイト「了解。しっかりついて来てね?」
そうして、北方向へ飛んでいくと
地下水と
先程流れ込んできた海水が一緒になり
マグマによって温められながら
逃げ場を失った地下水が、上へと上がるのが見えました。
アメリカ「なるほど。ここが、温泉の源泉なのか」
イギリス「地上から、ミネラル豊富に含まれた地下水が
地下2000mのここまで来て
それから洞窟から来る海水と一緒になって温められる。
そうして、温泉として上に出てきていた。
泉の冷たい水の方は
あの流れている地下水よりも『通り道』が
マグマの影響も受けないほど、上に位置していることで
マグマに温められることもなく
冷たい水として、上へと昇って行ったってことか」
ケイト「そういうこと♪
料理でも使われているのは
冷たい水の方と、温かい水の方と両方があるんだ。
洞窟の入り口にあったドクロは
自然が『光と風』で作り出した、彫刻なんだよね^^;」
意外なことに
ミネラル豊富な水&温泉のでき方を
目の当たりにする、皆であったとさ…