第6章 出会い(ロシア編)
イギリス「って待て!;ロシア。お前、
ケイトを侵略するつもりで来たんだろ!!;」
ロシア「えー?そんなことしないよ?ねー?^^」
ケイト「ねー^^」
肩車したままケイトちゃんの顔を見上げると
ケイトちゃんも満面笑顔になりながら返してくれたんだ^^
イギリス「ねーじゃねぇよ!!;
もし日本が
ロシアと戦争することなったらどうすんだ!!;」
ケイト「え?…」
ロシア「今の所、条約結んでるから大丈夫なんじゃないのかなぁ?」
イギリス「絶対にないとは言い切れねぇだろ!;」
ケイト「やだよ;…そんなの、苦しむ人が増えるだけじゃんか;
争いに争いで返していったって、死人が増えるだけだよ;
家族が減って、一緒にい続けていたい人達が減って…
悲しくて辛くて苦しいだけだよ;;
…例えそれで、後で土地とかお金とか手に入れたって…
本当に、一番「一緒にいたい人」達は帰って来ないじゃんか;;;
やだよ;;;…そんなの、いいこと一つもないよ;;;;
誰も、喜ばないよ;;;;」
ボロボロと涙をこぼしだすケイトちゃんを見て
本当に、温かくて、優しくて
純粋な子なんだって解ったんだ。
本気で、相手のことを大切に想って考えてるんだって
よく解った。
知らない人達でも、自分自身の一部みたいに…
それと同時に、この子なら『絶対に信頼出来る』って
…その時、僕は思ったんだ。
ロシア「大丈夫だよ^^
日本君とそうなっても、ケイトちゃんには手を出さないから♪
だから…君も、戦争には手を出したらダメだよ^^」
その時、泣きじゃくるケイトちゃんを
肩車から降ろして、抱きかかえながら頭を撫でたんだ。
イギリス「何言ってんだ!;だったら日本は負け…
はっ!」
ちゃんとイギリス君は気付いたみたいだね
イギリス(そうか…
ケイトの力を知れば、他の奴らは悪用しようとしてくる。
そんな奴が、次々現れたりしたら…ここは…)
ケイト「ぐすっ;どしたの?;」
ロシア「何でもないよ^^
たとえどうなっても、僕たちはずっと親友だよ♪」
そう頭を撫でると、
ケイト「うん^^♪」
とっても嬉しそうに笑顔で頷いてくれたんだ^^