第34章 2月12日
遺跡
エヴァンさんは
とぼとぼと、大通路を歩いていた。
思い詰めたような表情で…
ケイト「祖父上
護ってくれて、ありがとう^^」
エヴァン「!…ケイト?」
ケイト「祖父上は、父上を護ってくれた。
父上は、私を護ってくれた。
そうして今…私たちは護られている。
だから…そんなに思い悩むことはないよ?」
エヴァン「ぽかーん)…
ふっ(微笑)…お見通しか(苦笑)だらしねぇな」
ケイト「そんなことはないよ。
おかげで今、私がここにいる。
祖父上のおかげだよ。
スキンシップ過剰な所だけは、流石にいやだけど(苦笑」
そう苦笑交じりに言うケイトに対し
エヴァン「ふっ。はっはっはっ。
そうか…そっか^^…ありがとう^^」
嬉しそうに笑うエヴァンだった。
その心情を表すかのように
晴れ間が見え、光が差し込んできた。
ケイト「祖父上…あの世でも幸せにね(微笑」
エヴァン「なんだ。今日が消える日だって、知ってたのか?」
ケイト「…なんとなくだよ^^;」
エヴァン「そっか…
エンゼは、俺たちと同じ霊界にいる。
元気に、幸せにやっているから…気にすんなよ?(微笑」
ケイト「うん!^^」
エヴァン「返事が早いって^^;」
その後、気を取り直した所で身長比べとなった。
エヴァン 185㎝
ドイツ 180cm
イタリア 172cm
日本 165cm
ケイト 165cm
アメリカ 177cm
イギリス 175cm
フランス 175cm
ロシア 182cm
中国 169cm
ケイト「ズーン)そうさ。どうせ、私は
豆粒よりも世界中の何よりも小さくて
誰にも見えないぐらい小さい奴さ;(両膝抱え込む」
日本「落ち着いて下さい!;
それだったら私も同じです!!;(あわあわ」
ケイト「違うさ。
日本の方が、よっぽどでかくて温かくて最高の奴だもん;
私なんて、
そんな奴からしたら小さ過ぎてどうしようもない私さ;」
イギリス「自分で言ってへこむぐらいなら言うな!!;(汗」
エヴァン「?原因ならはっきりしてるぞ?」
ケイト「え!?どうすれば伸びるの!!??」
エヴァン「胸がでっかいから縮んだんじゃねぇのか?」
『ぴしっ』
エヴァン「ん?何だ今の音?」
ケイト「怒り震え)…原因がそれだったら
最初から苦労せんわぁーっ!!!」
ちゅどぉん!(鉄拳制裁)