第32章 2月10日【エヴァンの命日】
ケイト「国とは、人の心の中にある。
それを消すことは、国が滅亡することと同じだ。
人それぞれで、やり方や考え方や常識が違うように…
その人たちの中に、違うものがある。
それが、『その人』が『その人』であるための、
掛け替えのない『個性』ってやつだ…
だからこそ…
それを生かしたまま、一つにまとめなければいけない。
…それが、ありのままの人だから…
何故、一つになれねばいけないのか…まとまらなければいけないのか…
それらを説明して、分かり合って、理解し合って、了承し合って…
今、この国が存在しているんだ。
だから、それを大きくなんかしていかなくていい。
人が、人の幸せを考えられなくなったら…人の幸せを望まなくなったら、人は終わりだ。
それこそ、未来は『不幸だらけ』になってしまう。
イギリス「人の幸せを、重視した国なんだな」
それを防ぐことが、何よりの『国造り』なんだよ。
だから、護り続ける…
その心を一つにしてこそ、『真の国』は成り立つ。
そのための、国なんだから…」
エヴァン「うん!
俺たちの意思を受け継いでるな!^^」
ケイト「うん;…でも、変な所は…ちょっと;」
ロシア「でも
女の人を見ると、すぐ褒め称える所はそっくりだよね」
ケイト「あそこまでじゃないよ!!;」
日本「2月10日、祖父の命日。蘇って大パニック
そう、言いふらされるぐらいでしたしね…;」
中国「それにしても…
可愛がってる時と、真剣な時と
醸し出してる雰囲気も威圧感も、全然違うあるな;」
アメリカ「存在感があるのは、同じように感じるぞ!^^」
エヴァン「…こういう時が来たってことは…
ちゃんと、話さないといけないって事だろうな…
神器とか、そういったことに関しても…
お前ら、聞く気はあるか?
そして…誰にも他言しねぇと誓えるか?(真剣&睨み」
ゴゴゴゴゴゴゴ
その問いかけと同時に
『神の力』を発動させながら
全身を
『神の力』の証、『白い光』を纏ったことにより
白く染めるエヴァン。
(すっごい威圧感…)
それを確かに感じ取る中…
皆は、静かに頷いたのだった…