第28章 1月3日
PM3:30
鹿もといディアーから逃げおおせた皆は…
ケイト「はぁ;ついでに言っとくが;
あれ…意外と凶暴で、見つかったら
離れ過ぎるまで、しつこく追ってくるんだ;
今、ちょうど子供もいるから。
余計に警戒心が旺盛で見つかる危険性が大なんだ;」
イギリス「最初にっ…いってくれ;ぜえっ;」
イタリア「疲れたぁ〜;」
ロシア「じゃあ、あの鹿って家族思いなんだね」
アメリカ「そうだな!
そうじゃないと
あそこまで執念深く追わないだろうしな!」
日本「あの…ケイトさん、話を戻しますが…色は」
ケイト「あ〜。それは火の焼け具合で色が変わるんだ。
一番小さい生地を作っといたから、例を見せるよ。
火のエネルギーを小さく与えると、赤色に。
それと同じ感じに与え続けると、黄赤(橙)に。
同様にすると、黄に。
同様にすると、黄緑に。
同様にすると、緑に。
同様にすると、青緑に。
同様にすると、青に。
同様にすると、青紫に。
同様にすると、紫に。
強過ぎれば一瞬で紫になるから気をつけてね。
ずっと同じエネルギーを球状に出し続けて
熱し続けると色が変わっていくから、
お好みの色で止めるようにするんだ」
そう、言いながら実践してできた
色のついた生地を見せながら説明するケイト。
ドイツ「なるほど」
日本「だとしたら
向いているのは、ドイツさんと中国さんとアメリカさんですね。
第一系列に火がありますし」
ケイト「服に色を付けて5000年っていう職人さんもいるよ?
ここに住む人たちは全員家族なんだから、
お金の支払いなんていらないって人なんだけど…
よかったら行く?」
フランス「最初に言おうよ!!;」
ケイト「慣れた人は
原色ばかりじゃなく、淡色まで微細な制御までできるんだ。
火の密度=質が高ければ原色。薄ければ淡色」
ドイツ「なるほど。職人か」
中国「なら、餅屋は餅屋に限るある。
皆で一緒に、その職人の所へ行くよろし!!(微笑」
ワクワクしている皆さんは
そろって、職人さんの家へ行くことになりました。