第5章 出会い(フランス編)
ちょっと大人げないかもしれないけど
仕方ないよねぇ
だってさぁ、
プロイセンよりもでかい熊を
片手でのしたって聞いたわけだし…
それからどうなったかって?
それはねぇ…;
どっごぉーん!!
地面辺りを威嚇射撃ってことで撃った。
だけど…
ケイト「…(怒り震え)
自然を、傷付けるなぁー!!!!」
そう叫んだ直後、
お兄さんごと艦隊全部を攻撃しまくって
もう…何が何だか;
わけも分からないほど
一瞬で…壊滅させられちゃったんだ;
ただ…彼女の強さは本物で。
銃だろうが
大砲だろうが
一瞬で全部ぶちのめしたんだ;
熊を片手で投げ飛ばすってマジだわ;
三歳の外見だからってあなどれねぇわ;
そう解った時にはもう、時すでに遅し;
全部、打ち倒された後;
完敗…;
ちくしょう;
皆連れ込むの、相当大変だったんだよ?;
なのにあっさり全部倒しちゃうとかさぁ;
もう、どうすればいいんだか;
ケイト「…んと、大丈夫?;」
フランス「あーあ;
俺、上司に怒られる;
ぼろ負けだ;完敗だぁー;」
ケイト「上司って?」
フランス「俺たち、擬人化された国でしょ?
その国自体を、取り仕切ってる人のことー;」
ケイト「じゃあ私のことか。
上司であると同時に、擬人化された国だし」
フランス「んー;お前はいいよなぁ;」
ケイト「よくないよ。未だに国民と会えないし;」
フランス「そーいや、そんなこと
書かれてたっけ;…さみしくないの?」
ケイト「頷)うん!今は、私や動物だけじゃなく
…今まで知り合った、皆がいるから!^^」
(そう両手を広げながら笑うケイトに、
フランスは…?)