第24章 変わらないもの
ケイト「では話は変わりまして
エヴァンヴィッヒ王国の国民となりました皆様に
この島特有の『天候』の話に移りたいと、思います。
全員、異論はないでしょうか?」
『ありません!/ないよ~!』
ケイト「では…解説に入ります。
この島には…
季節というものが
存在しているようで存在していなくて
存在していないようで存在しているようなものです」
イギリス「いやどっちだよ!!!!;」
おぉっと待ってましたとばかりにつっこんだ!!
イギリス「いちいちうるせぇよ!!;ナレーション!;」
ケイト「とりあえず説明しますと…
南は熱帯、東と西は温帯、北は亜寒帯なんだ」
中国「思いっきりバラバラある!!;」
ケイト「だから
昔ながら、
ここで過ごし続けている国民の適応力は高くて
眩しい所から暗転したとしても、ちゃんと見えるし…
どんな状況でも、瞬時に適応しちゃうんだ…
どんな、過酷な現状にさらされ続けたとしても…(暗い顔」
イタリア「ヴェ~!;思い出さないで~!!;
ケイトちゃんが辛いの、俺やだよ~!!;(半泣き」
ドイツ「イタリア、とりあえず落ち着け;」
日本「ケイトさん!
前にもケイトさんが言ってたように
今は今、過去は過去!
自分は自分、相手は相手!ですよ!」
ケイト「それ…江戸時代に刺された後で
責任を感じた日本に私が言った言葉…
日本、まだ覚えてたんだ^^;」
日本「当たり前です!一人になんてさせませんからね!!」
そう言いながら、真剣な表情で両手を握る日本さん
思わず、過去を思い出して暗く沈んだ表情をしていたケイトさんは、
それにより
とても嬉しそうに微笑みながら
「ありがとう^^」と、その手を握り返しました…
そうして…
ラブラブイチャイチャな雰囲気が…辺り一杯に広がったそうです…
アメリカ「ずrもがっ;」
イギリス「今は黙れ;頼むから;」
ドイツ「お前もだぞ、イタリア;」
イタリア「ヴェ~」
ロシア「羨ましいなぁ^^♪」
フランス「はあ;どれだけ愛し合ってるんだか;」
中国「小さい時、知り合った時からずっとこうある;」
それに対し、昔ながら
こうなったら、二人っきりの世界に入り込み
必ず、戻ってくるまで放置されると解っている皆は
思わず、溜息をついてしまったそうです^^;