第24章 変わらないもの
それから…
フィンランドさんとフランスさんは
クリスマスプレゼントの話をしていたわけですが…
フランス「ふぅん。クリスマスプレゼントねぇ…
どうせだったら、
ケイトちゃんの一糸も纏わぬ姿の写真が欲しいなぁ~^^」
『ギン!!!!(激怒&睨み』
フランス「へ?;ちょっ!;やめっ;
どかばきどこんっ!!!!
せだぁーん!!だじょぉーん(銃声)!!!!
ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!;」
フランスさんの断末魔が響いた直後…
どどどどどどど(走る音)
ばぁん!!(ケイトがいる部屋の扉を開ける)
スイス「ケイト!!!
あいつとの付き合いはやめた方がいいである!!!!」
日本「そうです!!!今すぐやめて下さい!!!!!」
ケイト「ど…どしたの?;(汗」
大事を取って療養中のケイトさんがいる部屋に
叫び声と共に、ケイトさんへ飛び込む二人。
そうして後に残ったのは…
ぼっこぼこにやられたフランスさんでした…;
イギリス「何があった!!??;」←偶然通りかかった
その後、スウェーデンから見舞いの品として
シュールストレミング(世界一臭い食べ物)をもらい…
ケイト「お、おいしいよ^^;(ひきつり笑い」
スウェーデン「頷く)そっが。なによりだ(微笑」
なんてことがあったが…
周りは悶絶しまくっていたという…;
それから…次の日…
大事を取って療養し、
ロシアの誕生日を祝福したり
餅つきをした、12月30日の夜
日本と、窓から星空を見る二人。
ケイト「…こうやって空を見ていると、よく思う。
私がされてきた傷が…どれだけ小さいのか…
それでも想いを向けられることが、どれほど恵まれているのか…
どんなに時間が経っても、変わらないものがある。
ここは変わらない。
先代たちが遺し続けてくれた教えが、
人として持つべき想いが、今も息づいているから…
人が託し、ここに遺してくれた想いも
遠い昔、共に過ごし続けてきた想い出も…
ずっと…どんな時でも、受け容れてくれる。
大事にしようとしてくれる。
そんな環境で育ったからこそ…
外の世界が、異常にしか見えなかったんだ…」
湖を通してみる夜空を見ながら、
遠い目をしながら、ケイトは呟いた。
今までの想い出を、思い返しながら…