第24章 変わらないもの
日本「あの…ドイツさんから聞いたんですが
その…お腹の傷ですが、
左脇腹は
私を過去に庇ったことで身に覚えがあるんですが;
右下脇腹と、右胸の下の傷は一体…;」
ケイト「それはね…
奴隷船にのせられた時、一ヶ月ほど
どかばきされ続けていて…
その後で、
海賊船が来る前
私を殺すために、腸を麻酔なしで引きずり出されてただけ^^;
ま、腸を自力でいれて
海賊船長が縫って、何とか治ったんだけどね^^;」
フランス「うへぇ;」
中国「むごいあるな;」
日本「殺したいとか、
やり返したいという思いは…なかったのですか?」
ケイト「ない!!」
イギリス「あっさり即答かよ!!;」
ケイト「だってさ…
たとえ何をされようが
生きてるんだから、それでいいじゃん。
生きてさえいれば、何だってできる。
何より、皆と笑い合うことが出来る!(微笑)
それさえできれば、十分なんだよ^^」
そう、平然と言い切るケイトさんに対し
イタリア「全員が惚れるのも、無理ないよねぇ~^^」
ケイト「ついでに、日本以外は全員ふってるぞ!^^」
イギリス「笑顔で言うなよ!!;」
日本「まあ;それごと惚れたということで^^;」
嬉しそうに微笑みながら、そう言いだす皆でした…