第24章 変わらないもの
それから皆は…
また立ち止まって、話し出していました。
噴水広場の噴水まで、目前なのに;
日本「感謝しなくてはいけませんね…
あの子がいたから、
大切なものを見失わない大事さを知ることができました」
中国「そうあるな…」
ドイツ「そういえば…
『相手の動きに逆らわず、
その動き×自分の動き分のダメージを与えると同時に
相手も自分も無傷のまま気絶させることを重点視した
『最強格闘術』!それが、『風月流』だ!
それ故、カウンターを使うものが多いが、
逆カウンターをすることで勝つこともできる。
重要なのは、
一瞬の内にできる判断力&行動力!
その動きの『質の高さ』が求められることを忘れるな!』
とアドバイスしてくれたな」
フランス「俺たちのとこにもアドバイスしに来てくれたよ」
イギリス「俺もだ」
イタリア「俺もだよ~。
自然がありのままの分、そこでより強く力をつけることが出来るって」
ロシア「僕たちのとこにも来たね」
アメリカ「きっと、皆の所にも行ったんだろうな!^^」
中国「あ!;それより速く噴水の所へ行くある!!;
ケイトを…三十分も待ちぼうけさせちまってるあるよ!;」
日本「本当だ!;いつの間に!;」
ドイツ「…あいつは、人を助けて救ってばかりなくせ…
人には、そうさせようとはしないんだな…」
イタリア「ヴェ?それ、ちょっと違うと思うよ~。
ドイツ「?どういうことだ?」
だって、ケイトちゃん言ってたよ。
『人を苦しませるぐらいなら、
自分一人でずっと苦しみ続けてきた方がマシだ』って
神殿で泣きながら…」
ドイツ「!」
アメリカ「そういえば…俺たちは見ていたな」
中国「そうあるな」
ロシア「じゃあ、無理にでも聞きださないとだね^^♪」
イギリス「って
魔法のステッキ(蛇口の形をした、ロシアの神器)出すな!;」
日本「ケイトさんは…
一体、どれほどの闇を抱えて生きてきたんでしょうか?(苦し気」
『……………』
普通なら
他の人たちに相談したり、愚痴したり
聞いてもらうことで、精神的に助かっている。
それさえもない状態で
ずっと、たった一人で誰にも話さず抱え込み続けてきた。
そんな生き方をしていれば
いつか…消えて…
いなくなってしまうのではないか…
そんな想いが、皆の中にあり…
誰も、言葉を出す事も出来ませんでした…