第1章 始まり
ミーンミンミンミンミンミーン
セミの声が鳴り響く中、
私は中国さんに尋ねました。
日本「あの…それとこれと
どういった訳が?;」
未だに私の腕から手を離してくれない
中国さんの手を見ながら。
中国「ふっふっふ!聞いて驚くある!
その島は、金銀宝石に富んだ島で
香辛料も、何もかもがすっごく豊かで
理想の土地あるよ!!^^」
それに手を離しながら
嬉し気に両腕を広げながら
身振り手振りで
熱心に語り出しました;
日本「はあ;…それは、魅力的な島ですね」
中国「頷)うん!我も、そう思うある!!^^
日本もそう思うあるか!!??(キラキラ」
目を輝かせながら身を乗り出し
全力で尋ねてくる中国さんに
日本「ああ;はい;(頷」
私は、頷くことしかできませんでした。
そして、中国さんは
「伝説之島」という本に書かれていたことを
熱心に語り出したのです。
中国「すっげぇ国あるよ!^^
これをマルコポーロが読んで
東方見聞録にジパングってのを
書いたらしいある!
その当時の地図と、
この書物にある地図と重ね合わせると…
ほら!ぴったりあるよ!!^^」
日本「そ、そんなことが…」
中国「我から見て、東の島国と言えば
お前ある。だけど、お前の国には…
ここに書かれてあるように
黄金でできた民家とかあるあるか?」
日本「京都に金閣寺という金箔をはった
寺がありますが…;」
中国「ちっげぇある!!
宮殿や民家まで、全部が純金ある!!」
日本「ぜ、全部ですか;」
中国「それに。お前の種族、肌が色白あるか!?」
日本「黄色と言われています;」
中国「だったら、我の国から真東にある
別の島と考えるべきある!」
日本「おっしゃる通りです;」
ああ;一体、いつになったら帰ってくれるのでしょうか;
中国「さあ!この書物を頼りに
今すぐ、一緒に行くあるよ!!」
日本「ああ;ど、どこにですか?;」
中国「決まってるある!!
いざ、伝説の島へ!!!!」
そして中国さんは、私の手を取りながら
外へと連れ出していきました。
あ;そんなに力強く引っ張らないで下さい!;