第1章 始まり
時は、1814年7月1日
場所は、日本の家
そこに住んでいた日本は、
自分の部屋の前の縁側で、
茶をすすっていました。
「ふぅ…平和ですねぇ」
ミーンミンミンミンミンミン
セミの鳴き声が響く中、
日本は目を瞑りながら、
平穏を噛み締めていました。
ですが…
ドドドドドドドドドド
突如、凄い足音が響き
「?何でしょう?」
首を傾げる日本とは裏腹に、
足音が、どんどん近付いていき
日本の部屋の襖が
パァン!!!!
凄い音と共に開かれました;
「日本!!!!
今すぐ出発するある!!!!
我(わたし)と来るよろし!!!!」
その直後、そう叫びながら腕を引っ張られ
日本「いっいきなりなんですか!?;
中国さん;」
動揺しながらも尋ねる日本だったが…
中国「大変なことが解ったあるよ!!
ほら!今すぐ、一緒に来るある!!」
それしか言わずに部屋の外へと
引きずり出そうとされていました。
日本「ですから;訳を話して下さい!!;」
中国「あれ?…まだ、訳言ってなかったあるか?」
日本「言ってません!;」
中国「あちゃあー;それはすまなかったあるな;
とりあえず。この書物、見るよろし!」
懐に手を入れてから、置かれた書物は
緑色の表紙で古びており、その題名は…
日本「…伝説之島?」
中国「そうある!!伝説の島あるよ!!」
首を傾げる日本と
嬉し気に頬を赤らめながら
微笑む中国でした。