第24章 変わらないもの
ドイツ「ケイトが…始祖神だと!?」
イタリア「ヴェ?」
イギリス「マジかよ;」
フランス「それってホント?;」
中国「信じられねぇある;」
ロシア「でも、それだったら頷けるね」
日本「何がですか?」
ロシア「だって…ケイトちゃん、とっても温かいから」
キャサリン「ふふ。そうね…
でも、彼女には…前世の記憶があるのよ。
何もない空間、たった一人…ずっと…ずっと…
何億年もの時を…そうやって過ごし続けてきた…
だからなのかしらね…
あまり泣かない上に、相談もしようともしない」
アメリカ「そういえば…」
イギリス「心当たりがあるのか?」
アメリカ「ケイトが…
神界を作って本当に良かったのだろうかとか
そのせいで、負担をかけてしまったんじゃとか
色々と言ってたっけなぁ」
イギリス「…そういや…あったな;」
中国「そんな重荷背負ってたあるか;何も知らなかったあるよ;」
キャサリン「それは当然よ。教えたくないことですもの。
だからかしらねぇ…
意思と力が一体化する覚醒融合
本来、神法とは
自然の力を引き出すと同時に
体内に取り込んで身体能力を強化させたり
自然の力を引き出すと同時に
球状に凝縮させて超高密度にすることで威力を上げたりしかできず
神具もまた、神器や神獣を通して同じことが出来る。
だからこそ、
それらを自在に扱いこなす力を持つ
人と神具は…できないはずなのに…
本来不可能なはずの、人と神具の融合も出来るのも…
その所以かもしれないわね…
祖父上も出来たらしいけど、父上までは…できなかったわ」
日本「その父上の前世は?」
キャサリン「…それが、神じゃないのよね…;
とりあえず、解ったのは…
あの子が、人の闇を誰よりも深く解っていることかしらね。
だからこそ、
相手の哀しみや痛みを、誰よりも強く感じ、助けようとしてしまう…
だから、お願い…
あの子を、護り続けてあげてね。
あ。こんな話、他の人にはしちゃダメよ?;
勝手に国民に少し話したこと、怒られてるわけだし^^;
小さい時は…あんなに抱き着いて来てくれたのになぁ~;」
日本「すみませんが、それは自業自得かと;」
キャサリン「やっぱり?^^;
でも…ほおっておいたら、消えてしまいそうに感じるのよ…
だから…任せたわね^^」
そうして、噴水広場へ…