第24章 変わらないもの
ドイツ「全く…何だってこんなことを…;)…」
その心中とは裏腹に、続けるドイツさん…
数分前…
「ちょいとあんた!いい体つきしてるね~^^
ちょっと、まき割りをしていってくれないかい?」
ドイツ「は?;何で俺が;」
イタリア「やってあげようよ~」
ドイツ「うるさい!;」
そうイタリアさんの頭を押さえるドイツさんでしたが…
そのおばさんは…
「うっ!;そうよね;
こんな私の助けなんて、したくないわよね!;(涙」
両手で顔を覆いながら泣き崩れていた;
ドイツ「いっ;いや、何もそこまでは;」
右手を伸ばして否定しようとするが…
「いいのよ;父も亡くなり、祖母も亡くなり;
残ったのは、孫たちだけ;私が支えなければいけないのに;
それでもやらなきゃいけないのは解ってるのよ!;
それでも…
それでもっ;
この体がついて行かなくてねぇ;ぐすっ;(涙」
零れ落ちる涙を必死に袖で拭いながら泣き続けるおばさん…
イタリア「ヴェ;可愛そうだよ;ドイツゥ~;(半泣き」
ドイツ「…わかった!やるから、泣かないでくれ!」
「そうかい!なら安心だ!^^
はい、斧!任せたよぉ~!^^(るんるん」
ドイツさんが、
そう言いながら、おばさんの肩に手を乗せた直後
おばさんは、今までの雰囲気とは打って変わって
ルンルン気分で、家の中へと入って行きました…;
そして残された二人は…
二人『ポカーン)…』
ドイツ「…;なんて、切り替えの早い女性だ;」
イタリア「えっと…ドイツゥ、俺…どうしたらいい?手伝おうか?」
ドイツ「いや、いい!
それよりも、先に鍛練所に行って修行していてくれ」
イタリア「うん!わかった!」
そうして…現在に至る…