第24章 変わらないもの
その後…
何とか、
枢軸三人のおかげで立ち直ったケイトさんは…
ケイト「それじゃ、少し遅くなったけど
ここの島の名物を紹介するよ^^」
その三人を
湖のすぐ傍にある林に連れ、
ケイトさんは、案内をすることにしました。
ドイツ「ほお」
日本「具体的に、何が有名なんですか?」
ケイト「そうだねぇ…
日常なんだけど、自分よりも小さい奴らが襲い掛かってくるよ?」
『…え?』
その言葉の直後
がさっ
ぴょぉん!
草むらから、
ウサギのような小さい生物が飛び出て来ました。
「きゅぴ?(首傾げ」
イタリア「わぁ~。可愛いね~^^」
日本「そ//そうですね。何というか、愛らしいです」
ドイツ「…これが、襲い掛かってくるのか?;」
ケイト「うん。この子は、五歳の相手用かなぁ。
ちなみに、五歳で握力50㎏ないと笑われるよ?」
日本「なんですって!?;」
ケイト「なんでか、そういう所だけ違っててさぁ…
だから」
どごぉん!!
その直後、
ウサギがイタリアへタックルしました。
イタリア「ヴェ~!!!!;」
凄い勢いで、イタリアさんは飛んでいきました。
ドイツ「イタリアァァァ!!!!;」
ケイト「この子の力は
外で言う『ゴリラ』並だから、気をつけてね」
日本「なんて恐ろしい!!;(青ざめ」
ドイツ「対処法はどうすればいい!?;戦わなくて済む方法は!?」
ケイト「自然の力を使えば、戦う意思なしって認めてもらうように、
動物の長から皆へ言うように言ってあるんだ。だから風壁!」
ドイツ「わかった!イタリア!じっとしていろ!!
風撃の…風壁!!」
そう叫ぶと共に
風を、右手の平へ竜巻状に集中させた直後
イタリアさんへと解き放ち、『風壁』という声と共に
先程イタリアさんが湖を割る時に使っていた
『壁状に超高圧縮させて高密度にした、
板状のバリア』で、イタリアさんを包み込むように直方体を作る。
ガキィン!
「きゅぅ!;」
風壁にぶつかり、戦う意図がないと悟った瞬間
また再び、ウサギは草むらへと帰って行きました。
イタリア「ヴェ;ありがとう、ドイツゥ;」
ドイツ「いや…それよりもケイト!先に言ってくれ!!;」
ケイト「いやぁ^^;うっかり忘れてた;wごめん!(お辞儀」
事なきを得たことで
まぁいいかということになりました。