第24章 変わらないもの
そして湖(カルデラ湖)…
アズサ「頑張れ!お兄ちゃん!!」
リリィ「大丈夫かな?;」
アズサ「大丈夫だ!!(きっぱり」
イタリア「よぉ~し!!やるぞぉ!!!」
その言葉を言うと同時に、
イタリアは、ケイトが先ほど言った言葉を思い出していた。
『いいか?
『神法』って言うのは、自然の力を自在に扱うことだ。
だが、
その一方で、最も神法が苦手な人でも出来ることがある。
それは、
『自然を、その身と一体になること』を
自身の体と感じながら、
己の一部を動かすかのように、解き放つことだ!
神器と神獣は、
その自然の力を、己の身と感じるための媒介となっているから…
今までだって、それらの力を使っている時…
そう感じてきたはずだ。
そうでなければ、空は飛べないからな。
いいか?
その感覚を思い出しながら、やるんだ!!
そうすれば、絶対にできる!!!
他でもないイタリア!
大親友のお前なら、絶対にできる!!!!
私は、お前を信じている(真剣&微笑』
イタリア「うん!!絶対にできる!!!!!)
はあああぁぁぁぁぁ!!!!」
そう構えた直後
まずは水の力で左右に分け隔てる。
その直後に風を、壁状に超高圧縮させて高密度にし
その分け隔たれた湖の間に、左右に一枚ずつ入れる。
イタリア「あとは…これを、大きく分けるだけ!!!)
くっ…くんぬぅぅぅぅぅ!!!!」
ず
ずず
その音と共に、湖が少しずつ左右に開いていく。
アズサ「すっげぇ…」
リリィ「頑張れ!!お兄ちゃん!!」
アズサ「はっ)頑張れ!!!あともうちょっと!!!!」
イタリア「震え)っ~~~!!!!!;
(すっごく、重い;…それでも、やらなきゃ…
『お前なら、絶対できる!!』)
くんぬっ…
ずずず(左右へ割れていく)
(『他でもないイタリア!
大親友のお前なら、絶対にできる!!!!』)
うおおおおおおっ!!!!
ずずずずず(完璧に割れるまで10m)
(『私は、お前を信じている(真剣&微笑』)
でやあああああああああああああああああ!!!!!!」
ずばぁあああああああああああああああん!!!!!!
その激しい轟音と共に
千何百年ぶりに
カルデラ湖を、遺跡の天井にかかっていた水=
湖の底の僅かな水まで、左右へと割ったのだった!!