第23章 聖誕祭
それと共に、
また顔を上げるケイトさんは…
ケイト「きっ)……それでも
すっ(日本を向く)
また、きっと…心から、笑顔でいられる時を作ってくれる^^」
日本「ケイトさん…)…」
ケイト「また、支えられ、大事にされ、立ち直るその時まで…
時は…ずっと、続いていく。
今までが…その連続だったように…
さげすんだ眼で見られながらでも…
何度も傷付けられ、殺されかけたとしても…
人に対して…どれほどの恐怖を抱くことになろうとも…
私が、今の私でいさせてくれたのは…
他でもない皆なんだ。
その皆と過ごした日々が…そうさせてくれたんだ。
その時、一瞬一瞬が…あぁだったから…(微笑)
だから、お前たちだけは…
皆の笑顔だけは…どうあっても、一生譲れない(真剣)
これだけは、死んでも譲られない。そう言い切れる。
お前にとって、勝手に見える行動を取るかもしれない。
…それでも…
……それでも、日本は…私と結婚してくれる?(苦笑」
日本「はい(微笑みながら頷く」
その言葉をかみしめるかのように聞き入った後、
日本さんは、静かに…ケイトさんを見据えたまま答えました。
ケイト「日本、擬人化した国の皆…国民の全て…
あいつらの幸せのために、
お前達にとって、勝手と思える行動をとるかもしれない。
それでも、それだけは譲れない。
満身創痍になろうが、死にそうになろうが…絶対にだ!!
……それでも…こんな私を、愛してくれるのか?
化け物と言われ、殺されかけ続けてきた…この私を」
日本「頷く)はい…
私は、ご神木の前で好きなだけ言ったので…
今、ここで、一言だけ言わせてもらいます。
『そんなあなただからこそ、私は惚れたのです』(微笑」
ケイト「!!…ありがとう(微笑)
私も、今の日本が好きだ。
これからどうなろうが、
過去がどうであろうが、未来にどうなろうが…
それごと全部、日本を愛しているよ…未来永劫、ずっと(微笑」
そう微笑みながら、
二人の影は…すぐ近くまで寄った。
日本「…ケイトさん…」
ケイト「…日本…」
そうして…
二つの影は、重なった。
何年月日が流れようとも変わらぬ、
星空の明かりの下で…
二人の想いが結ばれたことを祝福するかのように…
いつまでも、照らし続けるのでした